海外通販を利用したいと思っても、商品が気に入らなかったりサイズが合わなかったときのことを考えると躊躇してしまいますよね。
英語は苦手だし、泣き寝入りするしかないと思ったら、なかなか踏み切れません。返品にまつわる心配ごとについてまとめました。
返品手続きは難しくないよ
返品する権利がある
注文と違う品や不用品が届いたときはもちろん、サイズ違い、イメージ違い(色、品質、etc.)でも返品できます。通信販売では、購入者は返品する権利があります。短いところで2週間、長いところでは90日間返品を受け付けてくれます。
その期間も厳密ではないので、多少オーバーしても大丈夫。起算日は受け取った日、締め切りは返品したいと連絡をした日という理解でOK。とはいえ、できるだけ早く返品手続きに入ると無用なトラブルを避けられます。
トラブル対応は企業の本性のみせどころ
トラブルに適切に対処することは、企業イメージをアップする効果があるというのは、今や常識です。人はトラブル対応がよかった企業のファンになるというのです。まともな企業であれば、そう心えています。
そうはいってもモンスター客にならないでくださいね。ハラスメントはダメですよ。
毅然と。でもていねいに。相手をリスペクトしつつ、必要なことを要求するのが、世界的な大人のルールです。
返品できない例
権利があるといっても、なんでも返品を受けていたら企業はたまりません。返品の条件が必ずサイトに明記されているので、確認しましょう。調べた限り、どこも常識的な条件ばかりです。
- タグや袋がない、破損している
- 着用したり(試着はOK)、洗濯したもの
- オーダー品、カスタマイズ品
- セール品
交換ではなく返品がおすすめ
交換したい場合でも、一度返品しましょう。交換になると在庫確認など連絡も面倒だし、改めて注文するより時間がかかります。
返品の手順
まずは、連絡を取ります。
メールで連絡する
ほとんどの場合、返品専用の窓口です。サイトメニューのなかから「RETURNS」「RETURNS POLICY」という文言を探してみてください。
たいてい目立ちにくいところにあります。メニューの一番下とか、フッターのところ。「Customer care」などの中を開くとやっと出てくるケースもあり。
アカウントページで手続きする
会員登録していれば、ログインして、注文履歴から返品したい商品を選んで、返品手続きに進むかたち。内容を確認して、何か所かクリックするだけで手続きが完了しちゃいます。
受け付けられたら、送り先の住所がもらえるので、プリントアウトしましょう。宛名ラベルとは別に、プリントアウトしたものを貼り付けておけばより安心。
返品フォームから手続きする
アカウント登録をしていなくても、返品フォームが用意されていれば、簡単な手続きで済みます。あらかじめ注文番号を用意しておきましょう。
メールはきれいな文章は不要、情報の羅列で誤解を防ぐ
英語が苦手な場合、最もハードルが高いのは、ここではありませんか?あちこちで文例はみつかりますが、私はシンプルな表現をおすすめします。
自分で理解できないような流暢な表現は使わない。自分のメール文に責任を持たなければいけません。
担当者は英語が母国語の人とは限りません。文章が長ければ長いほど、誤解の余地が大きくなります。
自分理由で返品する場合の文例

メールのタイトル Return
Hi (このぐらいカジュアルな表現がちょうどいいです)
I’d like to return the following. Please advise.
(以下返品希望。指示お願いします)
- Order number (注文番号):
- Item Number (商品番号):
- Quantity (数量)複数注文した場合のみ:
- Reason(返品理由):too big/small (大きすぎ/小さすぎ)
Regards, (カンマして改行)
Toruby (フォーストネーム)
もっとていねいな礼儀正しい文章がかければもちろんその方がいいのですが、これで十分。相手はビジネスですから。
ポイントは、一番先に結論を言うこと!
そのためにタイトルと、手短な挨拶Hiのあとに、返品のことを書いています。結論を後に書くのは日本人の悪い癖です。
名前や住所は注文番号でわかるはずですから、余計なことは書かない。返品理由は、実際の理由にかかわらず、サイズのせいにしてしまいましょう。あとは聞かれたときに、聞かれたことだけ答えればいいです。
不良品の場合の文例
ほとんどないケースだと思いますが、一応。

メールのタイトル Faulty Product
Hi (このぐらいカジュアルな表現がちょうどいいです)
The following was a faulty product. Please advise.
(以下不良品でした。指示お願いします)
- Order number (注文番号):
- Item Number (商品番号):
- Reason(不良状況): sewing defection (縫製不良)画像を添付するのが最も簡単。
Regards, (カンマして改行)
Toruby (フォーストネーム)
おそらく、送り返してくれ、送料負担するから金額を教えてくれ、返品確認後代替品を送る、という流れでしょう。
代替品ではなく返金希望の場合は、最初から要求してみましょう。ダメかもしれないけど、先手を打ってみる。

The following was a faulty product.
I prefer a refund, not exchange .
Please advise.
(以下不良品でした。返金希望、交換ではなく。指示お願いします)
違う商品が届いた場合の文例
ほとんどないと思います。必要な方はご連絡ください。
関税・消費税の扱い
受け取り時に運悪く関税や消費税が課税された場合。その商品を返品しても、一度支払った税金は戻ってこないようです。交換であれば、二重に課税されてはなりません。その場合は交換品に同封されるインボイスに商品価格をゼロと記載するよう、依頼しましょう。
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