「自転車に乗り始めたばかり」という時期を過ぎた女性でも、お尻や股、サドル回りが痛みだす場合があります。
お尻やお股の痛みは、女性自転車乗りの悩みナンバーワンかもしれませんね~
私もそうです。(2019年3月)
2019年3月に完治していなかったお尻の痛みはその後完治しました。
自己流「やまめ乗り」を始めた時点で悪化することがなくなりました。
その後、「やまめの学校」で直接指導を受けました。ポジション、漕ぎ方、使う筋肉などがかなり変わったため、長距離乗ってもお尻は痛くなる気配すらなくなりました
女性のお尻の痛みを解消するひとつの方法として、サドルを変えるのもアリですが、その前にできる対策がたくさんあるので試してみましょう!

specialized mimic
根本的な解決は乗車姿勢を見直すこと
私の場合、ロードバイクに関する悩みは、すべて乗車姿勢が原因でした。
たとえば、
- 手がしびれる
- 肘が痛い
- 下りがこわい
- グローブがずれて爪がきつい
- 足の小指が靴に当たって痛い
- 後方確認がしにくい
などです。すべて乗車姿勢を見直したことで解決しました。

よほど体に合わない自転車に乗っているのでもない限り、痛みの原因は自分の乗り方です。正しい姿勢については別の機会にゆずりますが、自転車に乗っている限り、正しい姿勢を考え続けるべきだと思います。

痛みとは間違いに気づかせてくれるありがたいもの
どこかが痛いのってとても嫌ですよね!でもそれって体からのメッセージだと思うのです。
まず、違和感を感じる。
「体(または道具)の使い方が正しくないよ。直してね!」
そこで気づいて、改善できれば違和感は消える。
対策をせず放置していると、痛みになる。
さらに放置すると、故障に至る。最悪、自転車をあきらめなければなりません。
解決への近道は自分の痛みをよく観察すること
他人の経験やアドバイスは役にたつかもしれませんが、あなたの痛みはあなた自身にしかわかりません。痛みをよく観察し、状況をよく分析するのが解決への近道です。
他の人に効果的だった対策が、自分には逆効果になることも考えられます。
どこが痛む?
体型、ポジション、体のクセなどによってさまざまです。
前、後ろ、右、左?
AさんとBさん、同じ「前が痛い」と言いますが、よくよく聞いてみると微妙に位置が異なっている可能性があります。
痛むのはどんな時?
平たん、のぼり、漕ぎはじめ、何キロ以上、何時間以上、何日連続、などなど。
毎回必ず痛い?毎回でないなら、痛みが出るときの条件を考えてみる。
どんな種類の痛み?
- 擦れて痛い、ひりひりする
- 挟まって痛い
- 圧迫されて痛い
- 骨が当たって痛い
- サドルの角などに当たって痛い
- ウェアの縫い目が痛い
- パッドが合わない
- 生理用品が痛い
- 下着が痛い
痛む前と後で変化したこと
途中から痛みが出た場合、その前と後でなにか変えましたか?変わりましたか?
- サドル高や角度を変更した
- バイクや、サドル、ハンドルなどパーツの変更
- パッドが変わった
- 生理との兼ね合いや閉経
- 体重の増減
- 他の部位の体の痛み(かばって乗り方が変わった)


自分に合った対策を試してみよう
よーく観察できたら、つぎの成功体験エピソードを読んでみてください。自分に合いそうな対策を試してみましょう!
私がとった対策は、次の4つ!少しずつ改善に向かっていますが、一度長めに休んで完治させたほうがいいのかな~でも嫌だな~といったところです。
- サドルを前下がりにした
- サドルに座る位置が前すぎたので後ろに座るようにした
- ヤマメ乗り(おじぎ乗り)の講座を受けた
- アソスのシャモアクリーム
みんなの成功体験エピソード
自転車側の調整
- サドルを前下がりにする
- フィッティングを受けてみる
自分の乗車姿勢の調整
- 乗りながら座る位置を前後左右上(座らない)に移動して、一か所に荷重が集中しないようにする。
- ペダルへの荷重を増やし、股への負荷を減らす。
- サドルに座る位置が前すぎ、直したらお尻痛くない、手のひらかわむけしなくなった。ポジション大事。
- ヤマメ乗り(おじぎ乗り)書籍だけでなく、できれば習う。行った甲斐はある。
- 座る位置 なんとなくサドルに座っていませんか?本当にそこに座るのが正解?腹筋が弱いと、前に座りがち。疲れてくると前にすべってくることもある。
- 背筋が弱くて上半身が支えられていない。女性に多い。後ろから見ると首が見えず、頭が直接肩に乗っている感じに見える。背筋で上半身を支えると、その分お尻の負担を軽減できる。
*追記
直接「やまめの学校」で1回目の指導を受けた結果、お尻周辺が痛むことはなくなりました。でも、その後2回痛くなってしまった日がありました。やまめの学校で2回目の指導を受けた日(ハンドルの高さを変えた)と、強い横風の中、怖い思いで(変な力が入って)長く下った日です。自分ではいつもどおり乗っているつもりでも、ほんのわずかなきっかけで乗り方が変わってしまうことを実感しました。
ウェアの見直し
- レーパンの履きかたが悪くて痛む日がある。
- トイレの後、収まりが悪くなる。
- レーパンがくたびれてきて、合わなくなった。
- レーパンが原因の場合は、気に入ったものをストックしましょう。すぐにデザインが変更されて同じものは買えなくなる。
- バイクパンツをやめた。3Dの高価なものほど痛かったが、やめたら快適。
- 下着をつけず、レーパンを直ばきにしたらなおった。

パッドがあった方がいい人、無いほうがいい人、いろいろですね!
サドルの見直し
- 穴あきサドル、穴の形状によって合う合わないがある可能性
- 穴あきサドルにしたら穴のエッジ部分が突き刺さるように痛み、数分でギブアップ
- 女性用が合うとは限らない
- サドルのエラが気になる。女性用サドルは幅が広め、エラ張りなので、敬遠
- サドルがへたっていた
オススメとされているサドル
- フィジークアリオネ
- 座面が長く、前後に座る位置を選べる
- 長時間乗ると、前が痛い漕ぎはじめにおしりにひっかかる
- あしさばきがいい。脚の付け根内側の痛みや、足さばきが悪く感じる人。サドルのエラが気になる人に向いている
- スペシャライズド
- パワーサドル
- mimic
- トライアスロン用の前が切れているサドル
- アスチュートのスカイラインVT
- Selle Italia SLR レディーフローS3
- エアロエラスティクAeroelastic Eyes
サドルの入手方法
- レンタルサドルをさがしてみる
50-100キロ乗らないとわからないけど、試す価値はあります。 - フリマサイト(メルカリなど)で探してみる。ほとんど未使用のものが割安で買えるし、合わなければまた売れます。
対策グッズを試してみる
■クリームを試してみる
- シャーミークリーム
- イナーメスポーツアロマのシャモアジェル
- ワセリン
■塗り方
- 痛くなる部分に直接、たっぷり塗る
- 持ち歩き、こまめに塗る。

クリームは摩擦を減らす効果がある
乗車姿勢が改善して、お尻の痛みがなくなったので、一時期シャモアクリームの使用をやめました。100㌔くらい走っても、ほぼ問題はなかったけどたまに擦れたような不快感が出ることがありました。
そこで、またシャモアクリームを使ったところ、摩擦による痛みを防止する効果があることをはっきり感じることができました。
まとめ
サドル周辺の痛みと正しい乗車姿勢は自転車乗りにとって永遠のテーマ!
暗くて長~いトンネルの先に光が見えますように!出口へ向かって漕ぎ出そう!!

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