はじめてスポーツ自転車を買ったら、乗る前に買わなければならないものがいくつかあります。ショップですすめられるまま、価格重視で買ってしまいがちですが、せっかくなのでずっと使えるものを選びたいものです。今回はライトについて考えます。
前のライトは絶対に必要
ママチャリには前のライト(前照灯)ははじめからついていますが、スポーツ自転車にはついていません。
夜間、トンネル内、濃霧で視界が悪いときはライトの点灯が義務付けられています。ですが、それ以外の場合は装備義務はありません。つまり、点灯が必要な状況にならない限りはつけていなくても法律上問題ありません。
「夜は乗らないからいらない」と思っても、突然トンネルが現れることもありますし、薄暗い時間帯の早めの点灯が身の安全を守ってくれます。
市街地に住んでいる初心者であれば、それほど明るいライトは必要ありません。自分の存在を車や歩行者にアピールするため、法律を守るための役割が果たせるもので十分です。
オススメのメーカーはこれ!
ずばり。キャットアイCATEYE。圧倒的シェアを誇る(身の回り調査)信頼の日本メーカーです。キャットアイを選んでおけば間違いありません。
初心者卒業後は複数のライトを使い分けることになると思いますが、CATEYEなら目的に合ったライトが必ずみつかります。CATEYE同士なら台座部分が共通なので、ライトだけつけかえられます。台座をなくしたり壊れたりしても、他のライトのものを流用できます。安くはないけど、高すぎることもありません。
価格で選ぶと失敗する
避けるべきなのは中華の謎メーカー。アマゾンで見つけ、安さにひかれてぽちっとすると、届くまでに数週間。とても不思議な日本語の説明書付き。高確率で初期不良やパーツ不足。保証付きでもきちんと対処してもらえる期待薄。
最終的に揃えたいライト3種
初心者を卒業して、長距離、林道、自転車旅、ブルべなどをするようになっても3種類のライトをそろえておけば大丈夫。ライドに応じてひとつ選んだり、複数を組み合わせて使います。
つまり、最初にこの中のどれかを買っておけば、ずっと使えて、無駄になることがありません。
①林道や薄暗い時間帯に使うライト
明るい必要はないけど、長時間つけっぱなしにして使いたいライト。
②初心者を卒業したら買いたいライト
キャットアイCATEYE VOLT 400。充電式。そこそこ明るいので、夜間の走行でも頼りになります。モードを切り替えればまあまあ長時間電池が持つので、たいていのライドではこれひとつあれば大丈夫です。
③夜間峠を走るなら買いたいライト
キャットアイCATEYE VOLT 800。充電式。前述のVOLT400より明るいので、暗いうえに、狭くて路面状況がいまいちな道でも安心です。これでも不安な場合はVOLT 400と800を同時に使うことができます。
最初に買うライトは①か②
予算がある人
予算に余裕があれば、②のライトを買いましょう。キャンプなどのアウトドアや、災害時にも使えることを考えると高い買い物ではありません。
とりあえず走りたい
夜に乗る予定はない、とりあえず安く済ませたい場合は①のライトを買いましょう。
将来乗り方がステップアップした場合は、②のライトも買うことになるので、それとかぶる機能は必要ありません。
- そこそこの明るさ
- 長時間使えること
- 電池式
電池式をすすめる理由
初心者のうちは乗る頻度が安定しないかもしれません。しばらく間があいても、急に乗ることになっても「充電してない!」とか、途中で「大丈夫だと思ったのに充電切れちゃった!」とならないために電池式。電池なら出先で電池を買えばすぐまた使えます。
充電式でもモバイルバッテリーがあれば大丈夫ですが、走りながら、使いながら充電ができるように工夫が必要です。またモバイルバッテリーはスマホやナビにも使いたいので、温存したいものです。
電池の種類
以下の点をふまえて好きなものを選べばよいでしょう。
単3 どこでも買えるのがメリット。エネループなどの充電式電池も使えますね。予備電池も持ちたい時はちょっとかさばるかも。本体がどうしても大きくなってしまいます。
単4 電池が買いやすく、本体がややコンパクトに。
ボタン式 ボタン式の形式はいくつかあり、運が悪いと合うものが置いてないことも。単3や4よりも電池が割高。でも本体は小さく、予備電池も邪魔になりません。
遊び心のあるライト
②のあとに①を買う場合はピカピカしさえすればいいので、こんなかわいいのもOK
私のライトとモバイルバッテリー
①のタイプとして使っているのはスペシャライズドの充電式STYXという商品です。電池が半日程度しか持たないし、大きい方のバッテリーでしか充電できないのが不便です。現在これに代わるものを検討中です。
バッテリーは普段は小さい方のみ持っています。薄くてお財布の中に入ります。通常は途中でガーミンの充電に使います。アンドロイド用の充電コードが内臓されています。商品に付属していたアダプターがあればiPhoneも充電できます。
旅行の時、かなりハードなライドの時は大きい方を背中ポケットに入れておきます。こちらはアンドロイドとアップルどちらも充電できるし、複数台同時に充電できるところが優秀です。
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