ロードバイクをやっていると、左右で脚の長さが違うという話を聞くことがあります。ペダリングに影響があるから、スペーサーをどっかに入れるとかなんとか。
私も整体で脚の長さの違いを指摘されたことがあります。気にするほどではないとのことだったので聞き流していましたが、ひざ痛がきっかけとなって気づいたことがあります。
身体の歪みは自分で直せる
身体の歪みや、左右で使い方のクセって誰にでも必ずあると思います。でもそれって意識して修正するべきだと私は考えます。
膝が痛くなったので真剣に考えた
私の場合は、右側が効き足で、明らかにペダルにかける力に差がありました。
やまめ式の乗り方を意識しているうちに、足裏の感覚が敏感になり、かなり修正できてきたと思っていました。
ところが、最近左ひざ周辺の外側に痛みに悩まされるようになりました。こいでいる時はそれほど痛くなく、たまになんとなく痛い。指で押すと痛むところがある。つま先の角度を下げたり、上げたり、外側にしたり内側にしたり、色々試すのですが今一つ原因がはっきりしません。
やまめの学校の宿題を練習していて気づいたこと
やまめの学校で、「いつでも片足をあげられるように」という宿題が出されました。
両足で立っている状態から、上体を動かすことなく、ぱっと片足を上げるのです。
身体の軸がちゃんとしている人はすぐにできます。そうでない人は、立つ方の足の側に上体を傾けてからでないと、足を持ち上げられないのです。
私は、軸足の右足で立つ(左足を上げる)のはうまくできるのですが、反対はグラグラ不安定です。
足の使い方を細かく細かく観察・分析していたら、原因が見つかりました!
左右で同じようにかかとと母指球で立っているつもりでも、力のかかる角度がちょっと違うというか。骨盤を回転させるようにして、左側の骨盤が前に来るようにすると、左足がうまく使えるのです。
徒競走でスタートするとき、片足を前にして構えると骨盤が前後に回転していますね。まっすぐ正面を向いているつもりの時も、そのクセが残っていたというわけなんです。
骨盤が傾いているのではなく、回転していた
これはちょっと意外でした。骨盤が傾いているにしても、左右に傾いていると思っていました(右が低く、左が高いまたはその逆?)。実際は、右が前で左が後ろ、だったのです。
立って、意識的に骨盤を修正してみると、左ひざの外側部分の負担が減ることがはっきり感じられます。立つときにそうですから、歩く、しゃがむ、座るなど体勢が変化すると、すぐにいつものクセが出てしまいます。今はその都度修正する練習中です。
骨盤が正面を向いていないまま、いろんな動作をしていたら、足の長さが違ってきたり、どこかに痛みが出るのは当たり前だと思いませんか?
原因は利き手が右手だからだと思う
このような体の使い方になる理由は、利き手があるからじゃないかと思います。体の右側を前にした方が利き手の右手がいつでもすぐ使えます。フェンシングの構えと同じですね。
自分で修正しない限り悪化する
ということは、ですよ。努力すれば、左利きの人が右利きに修正できるように、このクセ(歪み)は自分で修正できるはずです。
修正するように意識しないと、歪みは悪化することはあっても、改善するはずありません。整体やスペーサーは一時しのぎです。根本的な原因は、自分で解決するしかありません。
一見関係なさそうな他の悩みも解決した
これを意識し始めたら、座るとき、左右の座骨に均等に座れていないことがはっきりしました。体重がかかる割合が左右の座骨で均等ではなかったのです。骨盤の回転を意識すると、修正できることがわかりました。
あれ?
これで私の自転車に関する悩みがいくつも解決するのでは?
- 左ひざの痛み
- 左足のペダリング力不足
気づきのきっかけとなった、上記ふたつの悩みに加えて
- 長い上り坂で右手がしびれることがある
- 右手をハンドルから離すのが苦手(ハンドサインを左で出す)
- 右肩(肩甲骨から首にかけて)のつっぱり感
仕組みを考えると、このみっつも解決しそうです!
さらにさらに!
- 仰向けにねころんで骨盤の向きを修正すると、短かった左足が長くなる。
まとめ
さて、来週はいよいよやまめの学校2回目です。4か月の間にいろいろな気づきがありました。確認してもらいたいことがいっぱいで楽しみです♬
2019年10月追記
その後も気づきがありました。こちらの記事も参考にしてください。

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