ロードバイクは楽しいけど、長時間外ですごすスポーツだけに、サイクリング中の日焼けはとても気になります。
日常生活や、他のスポーツでやっている日焼け対策ではうまくいかないこともあります。
今回はみんながどんな日焼け対策をしているかまとめました。
冬も日焼け対策は絶対に忘れないで
冬になると対策が甘くなりがちですが、顔の日焼け止め対策は冬のほうが大事かも!
気のゆるみから、うっかり顔が焼けちゃったという人が後を絶ちません。
冬の太陽は低い位置から射し込むため、日差しがまともに顔に当たります。
しかも、夏は意識的に日陰を選びますが、冬はその逆。日焼け対策は冬の方が大事だと言っても過言ではありません。
日焼け防止グッズ
サイクルキャップ
サイクルキャップの役割はたくさんありますが、自転車女子にとってひときわ重要なのが日よけ効果です。ひさしとなってくれるので、まぶしさをやわらげ、日焼けも防いでくれます。
春から夏にかけての紫外線が強い季節は、太陽が高い位置から照らすので、キャップのつばはとても効果的です。顔全体に日陰をつくってくれている感じがします。
キャップの日よけ効果があまりないのは冬。真横から射し込む日差しは、キャップでは防ぎきれません。おまけに日焼け止めクリームを塗るのも忘れがちなので冬場は要注意の季節です。
アイウェア
サイクリング用のアイウェアは、カーブがつけてあり、顔に沿う作りなので、日焼けを防ぐ効果がとても高いです。必ずUV防止加工が施してあるものを選びましょう。
スポーツ用ではない眼鏡でも、UV防止加工してあればある程度の効果は期待できます。が、顔とめがねの隙間から日差しが差し込む点が気になります。
いずれにせよ、眼鏡の跡が残らないように、必ず日焼け止めクリームを併用しましょう。
ヘルメット
ヘルメットの中にも、紫外線防止効果が期待できるものがあります。
目の部分を覆うシールドがついているものです。
ヘルメットひとつで、ヘルメット+キャップ+アイウェアの効果があるので、節約にもなりますね!
シールド付きヘルメットは、プロがTT(タイムトライアル)で使うような「ガチ」なデザインが多いのですが、ホビーライダーが抵抗なく使えそうなのがOGK Kabuto のVITT、定価13000円。紫外線カット率は99%以上!
カラー:ライトスモーク
可視光線透過率:65%
紫外線カット率:99%以上
シールド部分は強力マグネットでくっついています。使わない時は、上にスライドするのではなく、いったん外して上下をひっくり返して付け直します。実際にやってみましたが、スムーズです。
不要な時は、外して家に置いていける点もポイント高い。やっぱ日本のメーカーってこういう細かい配慮ができますよね。
カラーは12色と、豊富に揃っています。戦隊ものっぽいカラーが中心(笑)。
ちなみに、がちなのはこんなの。街乗りやポタリングには不似合いかな。
フェイスカバー
パールイズミなどからこんなフェイスカバーが販売されています。自転車専用品でなくても、使えるものがあるかもしれません。
選ぶポイントは、アイウェアが曇りにくいように、空気の抜け道があることと、水分補給ができるような作りになっていること。どうせなら、耳までカバーするものがいいですね。
日焼け止め効果はとても高いのですが、デメリット多数。特に夏はあんまりおすすめしません。
- 見た目が怪しい。
- 暑い!私はこれをしていて熱中症になりかけました。ヒルクライム中は危険です。
- 耳が痛くなる。ヘルメットのベルト、アイウェアのつると干渉します。
- ずれる
- 初心者っぽく見える
アームカバー(アームスクリーン)
肘の内側にメッシュがついていたり、涼感素材のものもあります。ずり落ちたりしなければ、自転車専用でなくても大丈夫かも。腕はとても焼けやすいので、絶対焼きたくない!って人はアームカバー必須でしょう。
しっかしこれも暑い!!炎天下では黒は圧倒的に不利です。アームカバーをびしょびしょに濡らして着用するとしばらくは涼しいですが、なにせ速乾性の素材なので、すぐに乾いてしまいます。
あと、林道では風が吹けば涼しいのですが、アームカバーをつけているとその恩恵はありません。暑い時は体に水をかけたりしますが、アームカバーは水をはじくので、その効果も得られません。
グローブ
自転車に乗っているときは、手の甲もとても日焼けしやすい箇所です。グローブをつけているだけである程度日焼けは防げますが、海外ブランドはUV加工がされていないものも多いです。その点パールイズミは裏切りません。
当たり前ですが、指ぬきタイプは指の先だけ日焼けしてしまいます。ちなみに、指先だけきれいにくっきり焼けた状態を「ポッキー」とよびます。
指先に念入りに日焼け止めを塗るか、フルフィンガータイプにするか。フルフィンガーは、これまた暑い。逆にグローブをしないという選択も。
マジックテープ止めの近くに穴が開いているもの、手首部分が短いもの(海外ブランドに多い)、メッシュ状に小さな穴が開いていると、変な日焼け跡がついてしまうことがあります。
白と黒などコントラストのある模様があるものは、白い部分だけ日焼けしてしまうことがあります。グローブを外したら、手の甲が水玉模様、なんてこともあるので気を付けてください。
塗って防ぐもの
塗るタイプはとてもポピュラーですが、自転車ならではの注意点があります。
- 男性が多いライドの時は、塗りなおす時間や場所が限られる。
- めちゃくちゃ汗をかくので、顔に塩がふいてざらざら。そこにクリームを塗ると痛いし、肌を痛めそうです。
これらをふまえて選ぶことが大切です。
メイク
UV効果のある下地を塗って、その上からファンデやBBクリーム。短時間の強度が軽いライドならOKですが、長時間の汗だくライドでは塗り直しはどうしましょうか?荷物も多くなります。
あと、ヘルメットのベルトにファンデがつくと見苦しいです。洗うのも面倒。
スポーツ用日焼け止めクリーム
資生堂のアネッサなど、汗に強いタイプを選ぶこと!塗りなおすために持ち歩きましょう。持ち運びに便利な小さい容器のものは、コンビニで買うことができます。
腕、脚など面積がかなり広いし、何度も塗りなおすことを考えると、けちらず使える価格のものをたっぷり使いたいですね。
汗に強いといわれるタイプのものでも、雨に濡れると、白い水滴になっていたりするので、塗り直しはしたほうがよさそう。
トライアスリートに教えてもらって興味があるのがこちら。ドラッグストアでは扱っていないそうです。店頭で買えるのはデパートのみみたい(夏だけ??)。
資生堂 サンケアクリアスティックUVプロテクター 15g SPF50+・PA++++
効果絶大超強力焼け止めクリーム
私の一押しはこれ!自転車用ケミカルの有名メーカーWAKO’sの日焼け止めです。トライアスロン用で、スイムの後も塗りなおす必要がないというほど強力なものです。

【アグレッシブデザイン】日焼け止め”ファイター”内容量62g
その効果はお墨付き。朝一回塗っただけで、本当に焼けません。
デメリットは価格の高さ。なので、顔、指先、靴下の上の部分など、特に焼けやすいところにだけ使っています。
もうひとつの難点は落ちにくいこと。専用のリムーバーが販売されていますが、DHCなどのオイルタイプのメイク落としできれいに落とせます。これは、WAKO’sの色白販売員のお姉さまに聞いた話です。
ですから当然身体に塗った場合、せっけんで洗っただけでは落ちません。皮膚がビニールコーティングされたかのごとく、湯船につかったときに肌が水をはじいてしまいます。だから全身に塗ったら、全身にクレンジングオイルをかけなければなりません。かなり面倒なので、この意味でも全身に使うことは現実的ではありません。
これだけ落ちにくいし、もともとがケミカルメーカーなので、成分に不安が残ります。日焼け止めは肌から吸収されるという話もありますし、気になる方、敏感肌のかたは使わない方が無難です。
使うのは毎日ではないし、日焼け止め効果の高さは群を抜いているので、私は割り切って使っています。
番外編
飲む日焼け止め
飲んで日焼けを防ぐ薬?サプリがあるらしいです。勇気のある方は試してみてね。
サプリ
ビタミンCやE、そのほか肌に良いサプリを飲む。
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