ロードバイク女子のみなさま、こんにちは。トルビーです。お尻の痛みで悩んでませんか?新しいサドルを検討していますか?
ライドでお尻が痛いと、とってもつらいですよね。今回はだれでも0円ですぐにお尻の痛みがなくなる方法をお伝えいたします。
一番伝えたい相手は、2,3年前の自分です。
お尻が痛くなる原因は?
そもそもなぜ、お尻が痛くなるかというと、サドルに座っているからです。サドルにどっかり座った状態でペダルを一日中回していれば、痛くなるのは当然です。
では、サドルにかかっている力はどこからきているのでしょうか?それは乗っている人の体重です。体重が重力にひっぱられて下方向への力にとなっているのです。
その力がサドルにかかっているからお尻が痛くなるのです。
サドル不要論
つまり、サドルに座らなければ痛くなりませんwww
あなたも言われたことありませんか?
私もこれまでに何度もアドバイスされたことです。でも、これを言う人って「ガチ勢」なので、「いやいやいや。あなたとは違うから。」と聞き流していたのです(もったいない)。
たいてい笑いながら冗談っぽく言ってくるから、ウソくさく聞こえてしまう。
聞き流す前にちょっとだけ考えてみましょう
体重は重力です。重力はパワーです。エネルギーです。物を動かす力があるのです。そしてその力は上から、下へ向かっています。
身体が自転車と接している部分は三か所。ハンドル(手)とサドル(お尻)とペダル(足)ですね。
この三か所の中で、上から下へ向かって力をかけたいのはどこですか?
やってみなくてもわかります。サドルを両手でぐーっと上から押してみてください。タイヤが力を吸収してつぶれた後は何も動くことはなく、手がいたくなります。これがライド中のお尻の痛みです。
次にハンドルだけに手で体重をかけてみてください。先ほどと同じようにタイヤが地面に押し付けられ、手に痛みを感じます。これが、ライド中に感じる手のしびれです。
最後に手でペダルを上から押してみましょう。自転車は前に進みます。
つまり体重はペダルにかけないともったいない!お尻を痛くさせている力は、自転車を前に進ませる推進力に変えることができるんです!
これが、「サドルはいらない」という考えの根拠です。
「痛み」と「前へ進む力」、どちらを選びますか?
ペダルは「踏む」のではなく「回す」イメージだし、もっと細かい部分がありますが、これが超ざっくりおおざっぱな考え方です。
サドルにしっかり座ってお尻が痛い人は損をしています。今、痛ければ痛いほど速くなる可能性があります。これって素敵なことじゃありませんか?

立って上り、立って下る
具体的には、
- ダウンヒルで座らない。正確には、軽くお尻を浮かす感じ。
- ヒルクライムで立ちこぎ(休むダンシング)を多くする。
どちらもやまねの学校で習ったことです。荷重は常に母指球。教わったコツやアドバイスを思い出しながら、ライドに行くたびに少しづつ練習しました。
そもそもマウンテンバイクでオフロードを走るときはほぼほぼ立っているそうです。路面状況が悪くてもきちんとバイクコントロールができる乗り方なのです。
はじめのうちは変なところに力が入って疲れたり、正しいのかどうか不安でした。でもあるとき「あ!これだ!」とわかる瞬間が訪れます。
それは一瞬で、またやろうとしてもできなかったり、そのための筋肉が足りなくて長く続かなかったり。まだ完全にはできていませんが、徐々に上達しています。
馴れてコツがわかる
↓
習慣になる
↓
必要な筋肉がつく
という過程を経て、どんどん楽になって身に付きます!

痛みがなくなるまでの期間
私の場合は、始めたその日から痛くなくなりました。
立って乗ることによって、サドルに座る位置や、ペダリングが変わるはずで、それがわかるまでは痛いかもしれません。その辺は、感覚的にすぐわかる人もいるし、時間がかかる人もいるかもしれません。
正しくできているかどうか自己判断のポイント
美しいフォーム
写真や動画でフォームを確認してみましょう。できれば不意に撮影されたもののほうがいいです。正しいフォームは、変な力が入っておらず、美しいものです。どこか変、なんだかかっこ悪いと思ったら正しくない可能性があります。美しさは正義(笑)
痛くない
筋肉痛はOK。それ以外で、痛み、違和感、不快感があったら修正箇所があるかもしれません。そのやり方、その意識の仕方が間違っていなくても、極端すぎるのかもしれません。また、左右同じようにできていないのかもしれません。
楽
正しければ楽になります。以前より楽にスピードが出る、維持できる、下りでのブレーキングが楽、後方確認が楽、など。
怖くない
正しく乗れていると、安定感が増すので怖くなくなります。カーブのハンドリングがうまくいく、下りが怖くなくなる、など。

急坂を立って下っています。まだ下手だけど以前より恐怖感が減りました
まとめ
いかがでしたか。「サドルはいらない」「サドルに座るな」という考えを取り入れる気持ちになっていただけたでしょうか?
初心者ほど、変なクセがつく前に意識してほしいことです。
実際にやろうと思ったら、やまめの本を読んだり、学校で直接指導を受けることをおすすめします。私のやり方を取り入れる場合でも、あくまでも自己責任でお願いいたします。
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