自転車やさんにお勧めの自転車を聞くとどんな乗り方をしたい?(目的)予算は?と聞かれます。
はじめに予算を決めない
まず予算ありきでは選択を誤ります。そもそも自転車に詳しくない人に、予算を聞いたら的外れな金額になる恐れがあります。
『これいくらですか?』
と聞いて
『いくらだと思いますか?』
みたいなことですよね。とっても不親切な答え。そもそも質問返しwww
安すぎる金額をいえば笑われるし、高すぎる金額をいえば、ぼったくられます。
買うべき自転車はこれだ!
目標は120キロ1800mです。それに必要な自転車はズバリ
- ロングライド用のロードバイク
- コンポはシマノの105
- アンカー、ジャイアント、メリダ、スペシャライズド、キャノンデール、トレックなどポピュラーなメーカー
- ブレーキはキャリパーにかディスク
- フレームの素材はアルミかカーボン
- タイヤは25C
- その他女性ならではの注意点
ロングライド用のロードバイク
MTB、クロスではなくロードバイク
第一に、マウンテンバイクやクロスバイクではなく、ロードバイクが良いと思います。
クロスバイクはオールマイティーで便利ではありますが、中途半端ともいえます。長距離乗るのは疲れてしまいます。また、クロスバイクのVブレーキよりもロードバイクのキャリパーブレーキのほうが輪行しやすいです。(ホイールを外しやすい)
マウンテンバイクは、長距離移動には向いていません。太いタイヤがスピードを出すのに不向きです。ロードバイクで今主流の25Cのタイヤをはいていれば、ある程度の未舗装路を走ることができます。ホイールやタイヤを交換すればもっと荒れた道を走ることも可能です。
ロングライド用の特徴
ロングライド用の自転車は乗り心地が良く、楽なポジションで乗れるように設計されているので、初めてスポーツ自転車に乗る人に最適です。
ロードバイクはタイヤが硬く(空気圧が高い)、ママチャリのようにサスペンションがついていません。そのため路面のでこぼこによる振動が腕やお尻によく伝わり、疲れやしびれの原因になります。ロングライド用はそれを吸収するような機能がついています。
この機能のデメリットは、ペダルを漕ぐ力にロスが出ることです。衝撃吸収機能が、漕ぐ力も吸収してしまうのです。そのため、レースには向いていません。ただ、初心者のころはここで無駄になる力より、フォームを改善でスピードアップを図る方がはるかに効果があります。
なので、はじめは乗り心地を重視するのがよいかと思います。
コンポはシマノの105
コンポというのは、自転車の動力部分のメカのことです。ブレーキ、ブレーキレバー、チェーン、などなど。詳しく正確に解説しているサイトがたくさんありますので、そちらを参照してください。
なぜシマノ?
コンポのメーカーはいくつかありますが、信頼性の高い日本製で、普及率ナンバーワンのシマノを選んでおけば間違いありません。
急なトラブルのとき断るショップはないでしょうし、部品の取り寄せも早い。
ほかにはカンパ(カンパニョーロ・イタリア)、スラム(アメリカ)などがありますが、あまりお目にかからないでしょう。あとは車体メーカーの純正品や、コストダウンのために採用されるようなブランドがあります。
なぜ105?
シマノのコンポには、いくつかランクがあります。
価格、精度、重さ、段数などが違います。高いもののほうがいいに決まっていますが、初めて買う自転車は105にしましょう。価格と、性能のバランスがいいです。万一もっと良い自転車に乗り換えたくなっても、105なら下取りや、人に譲ることもできます。
予算に余裕がある場合はアルテグラを。後で交換するよりも、最初に買ってしまったほうが断然お得です。
メーカーは?
アンカー、ジャイント、メリダ、スペシャライズド、キャノンデール、トレックなどポピュラーなメーカーにしましょう。
おしゃれな憧れのブランドがあるかもしれません。それは2代目のお楽しみ。特にヨーロッパブランドは、手足の長い外人体型向けに作っているので、手足が短いだけでなく、背が低い日本人女性には合わない恐れがあります。
その点上記メーカーは日本市場を意識していますし、単に小さいサイズではなく、女性専用に設計されたモデルも市場に送り出しています。
ブレーキはディスクかキャリパーに
私はキャリパー推奨派です。構造がシンプルで、信頼できるし、輪行しやすいからです。が、最近、ディスクブレーキ化が大きな流れとなっています。特に、先に挙げたオススメメーカーにその傾向が強いようです。ディスクしか選べないモデルもあります。
ディスクブレーキのメリットは軽い力でブレーキが利くので、長い下り坂で手が疲れにくい、雨でもブレーキの利きが落ちない。ブレーキのワイヤー調整が不要。
デメリットは、若干重い、輪行にひと手間余分にかかる(らしい)。ブレーキ操作がシビア(急ブレーキの危険性)。
お好みで選べばいいと思います。
フレームの素材はアルミかカーボン
どちらも一長一短あり、お好みと予算で選べばいいでしょう。一般的にカーボンのほうが高価で、軽く、傷に弱い。寿命が短いと聞いたことがあります。
以前、アルミは乗り心地が悪いといわれていましたが、今はそうでもないとか、意見はいろいろ。
私は軽さを重視してカーボンにしました。でもよく輪行するうえに、わりと乱暴で、とくに輪行になれない最初のころ、傷をたくさんつけてしまいました。
タイヤは25C
おそらくほとんどの場合25cだと思いますが、より細い23cや太い28cがついている可能性もあります。最初は25Cが無難な選択かと思います。
その他女性ならではの注意点
スポーツ自転車は、サイズにかかわらずホイールの大きさが同じです。そのため、小柄な女性用のフレームは、真ん中の三角形のところが小さくなります。
ここにボトルケージを取り付けるためのねじ穴があるのですが、メーカー、サイズによってはひとつしか取り付けられません。
「自販機いっぱいあるしボトル一本で大丈夫!」
いえいえ、夏場にすずしい高原にいくと上りがいっぱい。飲み物が切れたら熱中症になりかねません。ボトル以外にもツールボックス、輪行バッグなどを入れる荷物置き場にもなるので、ここのチェックは忘れずに。
余談ですが、男性用の大きなフレームだと、三角のところにバッグを取り付けられるんですよ。使いやすくて収納力がありとてもうらやましいです。上の写真では、ボトル2本でいっぱい。
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